我が家の愛犬チワワ9歳。
半年前に肝障害と診断されました。
この記事では
- 半年間の治療内容
- 治療経過、数値の変化
について書いています。
愛犬が同じ肝障害と診断された方と少しでも気持ちを共有できればと思います。
血液検査で肝障害と診断される
9歳になり高齢に差し掛かったことをきっかけに血液検査をしました。
その結果…まさかの肝臓の数値が高いことがわかりました。
普段と変わりなく元気、食欲も旺盛、うんちも至って健康だったので思いもよらぬ結果でした。
エコーでは腫瘍はみられず、少し肝臓が小さめとのこと。
肝障害と診断されました。
そしてここから治療が始まりました。
治療方法
ALT(GPT) 808、AST(GOP) 275、ALP 351、炎症蛋白(CRP) 1.9
まだ極端に高すぎる数値ではなかった為、
投薬、サプリ、食事療法 で経過観察することになりました。
投薬はウルソとタチオンを1錠ずつ。
サプリはVercure.Liv(ヴェルキュアリヴ)を1日6粒。
食事療法はドッグフードから手作り食に変えました。
投薬
薬は動物用というのはなく人間と同じものを使用します。
ウルソは肝機能の改善、タチオンは解毒作用を高め肝機能を改善するお薬です。
サプリ(ヴェルキュアリヴ)
Vercure Liv(ヴェルキュアリヴ)は野菜を乾燥させたサプリメントです。野菜のもつ様々な栄養を効率よく補えます。
また肝機能が低下している時に不足しがちなBCAA(分岐鎖アミノ酸)が強化されていて、BCAA療法とも言われています。
さらに肝機能維持に大切なビタミン、CやEなどが含まれています。
ヴェルキュアリヴは動物病院専用となっています。
市販品のBCAAサプリはこちらのベジタブルサポートになります↓
ヴェルキュアリヴとベジタブルサポートを比較しています。参考にしてみてください↓↓↓
手作り食について
肝臓は解毒をする臓器です。
つまり添加物が含まれたフードはそれだけ肝臓に負担をかけることになるそうです。
しかし我が家は無添加のフードをあげていました。それなのになぜ…
獣医の先生いわく、無添加フードで一見安心に見える原料であっても愛犬に合わなければ添加物になりうるのだとか。
そういった意味でも手作り食はとても安心安全、肝臓に負担のかかりにくい食事なんだそうです。
我が家も診断直後よりドッグフードから手作り食に変えました。
数値が良くなることを願っての手作り食でしたが、何よりドッグフードより食いつきが凄い!
とても美味しそうに食べている姿を見ると、それだけでも手作り食に変えて良かったと思っています^^
手作り食は大変と思いがちですが、作り方を工夫すればそれほど難しくはありません。
私が実践している方法を紹介していますのでよければこちらもご覧ください^^
治療経過
治療がはじまって半年経ちました。
ここでは治療の経過を報告したいと思います。
まず、普段の様子や食欲、うんちなどは全く変わりなく過ごせています。
血液とエコーは毎月検査しました。以下が血液検査の数値の変化です。
ALT・ASTは幹細胞の障害を表す数値
ALPは肝臓、胆道の病気を調べるのに用いられる酵素の数値
【6ヶ月間の血液検査の数値の変化】
実は4ヶ月〜5ヶ月の1ヶ月間、手作り食を一旦やめて療養食を与えてみようということになり、ホームセンターなどでよく見かける肝臓用のフードをあげてみました。
結果は…ALT、ALPの数値がぐぐっと上がりました
おまけに今までほとんど無かった涙やけになり…うちの子には合わなかったようです。
5ヶ月目以降はまた手作り食に戻しました。
6ヶ月目、数値は少し下がりました。
療養食はうちの子には合いませんでしたが、合う合わないは個体差が大きいです。
きちんと考えられたフードなので一度我が家のように試してみるのもありかもしれません。
まとめ
数値についてはALTは最初よりかなり下がりました。
他は上がったり下がったりを繰り返しながらも横ばい状態でした。
この数値が高くなるにつれて多尿や嘔吐など何かしら症状が出てくるそうですが、今の所は以前と変わりなくとても元気です。
療養食フードの肝臓サポートも試してみましたがうちの子には合わずやめました。
また手作り食に戻したところ、数値は下がりました。
治ることは難しいかもしれませんが現状維持の目標はクリアできたように思います。
そして今回5ヶ月目から手作り食に、ある食材を取り入れてみました。
それはしじみです。肝臓に良いといわれるしじみ。
手作り食に戻したからなのか、薬のおかげなのか、はたまたしじみが効いたのかどうかは分かりませんが、
6ヶ月目の検査で数値が下がったことはとても嬉しかったです。
今後に期待しながら、しばらくしじみを使った手作り食とBCAAサプリ、引き続き投薬を続けて行こうと思います。